きんぎょけいかく

くまろう
くまろう

2002年くらいから、ねんどを使ったストップモーションアニメーション(コマ撮りクレイアニメ)がやりたいなあと思い始めた。やってみたいなあと思いつつ、ちょこちょこっとやってみては挫折。3年が過ぎてしまう。機材は安くなったし、環境はよくなったのに何で進まないのだろう?と少しずつ進め始めたのが2005年5月。そのなまえを『きんぎょけいかく』とした。

ねんどのキャラクターをつくろう/ねんどアニメ講習準備 その1

キャラクターから先につくっちゃおうっと。

本番は小麦粉ねんどをつかうらしいので、デモにはずっと前に「かわいいー」と買ってしまったIKEAの油粘土をつかってみよう。

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1)お話(ストーリー)をつくる。
2)登場するキャラクターをつくる。
3)どんな動き方をするかかんがえる。
4)絵コンテをかく。
5)背景、モデルをつくる。
6)実際に演技してみてタイミングをはかってタイムシートをつくる。
7)撮影。
8)編集、音入れ。
こんな感じなのかな?

お話をつくろう/ねんどアニメ講習準備 その2

おはなしを考えて絵にしておこう(ストーリーボード)

キャラクターを作ってからお話をつくる人、お話をつくってからキャラクターをつくる人、それぞれ得意な方から始めるといいよ。

クマろうの場合、

うさりんの場合、

の2個。

つづきは『クマろうの場合』を進めます。

おばちゃんはこんなラクガキをしながらお話を考えるよ。

必要なパーツを書き出してみよう/ねんどアニメ講習準備 その3

お話をつくったら、だいたい、どんな部品が要るか書き出してみる。

キャラクターの人形−−−−−頭(顔の表情、場合によっては目玉などこまかく分ける)
        |−−−胴体(手足が動けるかどうかによって必要な数を割り出す)
背景−−−背景の絵または小物
小道具−−−人形の他に要るもの

そうしながら、実際に画面の中でどう動くか絵コンテにしていく。絵コンテを書いてみて、足りないところを足していこう。


書き出してみて、つくるときにどこまでやったかチェックしていくとわかりやすいよ。

絵コンテを描こう/ねんどアニメ講習準備 その4

実際にどんな動きをするか絵コンテをかく。
シーン(場面)が何個あるかで用意する背景なども変わってくるよ。

クマろうは全部で4シーン。シーン1の絵コンテを書いたよ。(このあとシーン1について説明していきます。)

。。。私の場合アニメーションは経験が少ないので、Flash様でタイミングをはかりながらかいていく。連番で書き出してタイムシート代わりにも使ったりします。パラパラアニメが得意な人は直にかいてみてね。

ここでは、立ち位置をだいたい出しておきたいのでCLAYTOWNと同じ800X600→クレイタウンは640×480でしたで作って、目安にグリッドを入れています。Flashなどを使わない場合は方眼紙などにかくとわかりやすいかも。

あとで撮影してから気がついたんだけど、このコンテ、がーーーんな間違いが。

こねこねしよう。キャラクターを粘土でつくる/ねんどアニメ講習準備 その5

絵コンテを元に、ふたたびパーツをの形や数を書き出して粘土で成形していく。量りなどを持っていたらラップを敷いて重さを量りながらやるといいかも。

今回のは持ってる油ねんどの量も少ないので小さいモデルにした。大まかに、頭と胴体で分けて作っている。(大きい人形などだと、胴体は数体で骨組みが入っていて眼を差し替えたり動かしたりする。)

あたま
胴体

このクマは頭が重くて足が細いので足にだけ針金をいれてあります。

…つぎは背景と撮影台。

背景をつくろう、撮影台を準備する/ねんどアニメ講習準備 その6

色画用紙をくるくる巻いて木をつくる。木の根元には紙粘土などを入れてプッシュピンを刺しておくと移動しやすい。

クマろうは油粘土で自立しそうなので、地面は緑色のスチレンボードで、空はスカイブルーの模造紙を使った。(足が小さい、極端に背が高い場合は虫ピンなどをさしたり、上や横を支えて固定する。)撮影台は40X60cmくらいのコルクボード。(木や、モデルなどピンで固定できるので)。コルクボードは動かないようクランプなどで固定しておくといいよ。

草を置いてみた。

実際に人形を置いてカメラで映してみて木の位置など調整しよう。

つぎは、いよいよ撮影だよ。

撮影する/ねんどアニメ講習準備 その7

さあ、シーン1を撮影しよう。

DVカメラをIEEE1394でパソコンに接続、CLAYTOWNを起動する。

『グリッド』と『メモ』機能を使って、絵コンテに書いたモデルの立ち位置、移動位置をチェックしておこう。

絵コンテにしたがって撮影していく。一通り撮影した後、流してみて変えた方がいいかなと思うところは長くしたり短くしたり、位置を変更して撮り直したりした。

くまろう
くまろう

。。。実は絵コンテの歩き方が『お侍歩き』になっていたのだ!

がーーーん

オマケ:シーン3/ねんどアニメ講習準備 その8

シーン1と3がモデルのポーズが似ているのでシーン2はとばして先にシーン3を撮った。

クマろうがブタろうに変身するところは、クマろうとブタろうを1枚ずつ撮影してCLAYTOWNの『プチッとモーション』で書き出したモーフィング画像をStopMotionProでつなぎ合わせてみたよ。

StopMotionProはCLAYTOWNと同じようにコマ撮りソフトなんだけど、フレームをつなぎ合わせたり、反転させてたりと簡単な編集もできるよ。

オマケ:シーン2、4/ねんどアニメ講習準備 その9

さあ、すっ飛ばしていきます

ク:流れ星見て、「なんでもかないますように」ってお願いしたんだ。

...手が足りなくて壁揺れてる。ゴメン。

ク:空だって飛べるようになった!

ちなみに、飛ぶシーンは

PhotoShopで支えている棒を消しています。

オマケ:シーン5/ねんどアニメ講習準備 その10

こうなったら、最後まで作っちゃおう。

ク:だけど、算数の九九はおぼえられないんだよ〜。チャンチャン

‥と、このシーン5だけ元動画残ってなかった!ごめんなさい

ガラスに汗を貼付けてました。もうちょい、広角側で撮れればそんなにボケないんだけど、今回のはちっちゃいのでこんな感じ。

タイトル/ねんどアニメ講習準備 その11

タイトルもつくっちゃおう!

にょろりんボヨヨーン。

画用紙の上に置いて、上から撮ったよ。

編集する(音入れ、つなぎわせる)/ねんどアニメ講習準備 その12(最終回)

クマろうのせりふ
シーン1:「オレさー、この前さー」
シーン2:「流れ星見て、『なんでもかないますように!』ってお願いしたんだ」
シーン3:「何にでもへんしんできるようになったし、」
シーン4:「空だってとべるようになった!」
シーン5:「でも、算数の九九だけは覚えられないんだよ。」チャンチャン。(おしまい)

コレは、CLAYTOWNだけじゃなくって、QuickTime ProとかiMovieとかで編集しちゃってます。

せっかく口パクやったんで、はずかしいけど自分の声で吹きこんじゃったよ。聞いてみたい人は聞いてみてね。

↑ページTOPにあるのが音アリバージョンです

。。。というわけで、今度またなんか作ろうっと。

2006年当時のモノです。「地元の子供達に粘土アニメの講習やって」って言われてハイハイ〜って確か2週間くらいで準備しました。コレ、2日でできる内容やないなあと思いつつ、講習はなんとかやっつけましたが、、、

動画がコレ分しか残ってなかったのでここに保存しておきます

静止画が残ってたものは、そのうち編集してみましょう、、、、

最後まで読んでくれてありがとうござました!

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